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都心から少し離れた寂れた港町で、“ある男”が起こした監禁事件。
<少女49日ぶりに解放 闇の監禁生活>
数ヶ月前、世間を賑わせたスキャンダラスなニュース。
被害者である女子高生の工藤麻衣は、久しぶりに登校するも好奇の目にさらされていた。
元々、退廃的で学校に馴染んでいなかった麻衣は、事件のあと一層浮いた存在となっていた。
そんな彼女に唯一話しかける同級生の氏家。
彼もまた、度重なる問題行動により、麻衣と同じく学校に馴染めていない1人だった。
何事にも無気力で、常に何かに苛立ちながら生きている氏家。
そんなある日、クラスメイトからの陰湿な嫌がらせに対して、
暴力で対抗しようとする氏家の様子を目の当たりにした麻衣は、“ある男”の言葉を思い出し、行動を起こす。
監禁生活で麻衣が受け取ったものとは―。
そして、彼女が起こした行動の本当の意味とは―。
少女を監禁した、ある男。
ある男による監禁事件に巻き込まれた少女、麻衣。
居場所を失った麻衣の同級生、氏家。
1つの監禁事件をきっかけに、3人が複雑に連鎖し、思いもよらぬエンディングに向かっていく。
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