吉村界人 羽音 上村侑

若林時英 櫻井健人 三浦獠太 
林裕太 山﨑翠佳 栗林藍希 さくら 遠藤留奈
 / カトウシンスケ

製作:ARARAT・SKALY・kigo inc. プロデューサー:松原史和・加島貴彦・松井優・羽染達也 ラインプロデューサー:大門剛
  音楽:加藤久貴 音楽プロデューサー:濱野睦美 撮影:安岡洋史 照明:織田誠 美術:中村三五 装飾:室井彩香 衣装:石谷衣 ヘアメイク:七絵
アクションコレオグラファー:高槻祐士 編集:中村幸志朗 VFX:KASSEN 音効・整音:渡辺寛志 キャスティング:田中裕也・大橋優衣
助監督:士田準平 制作担当:石賀康寛 デザイン:南浦ソウスケ 制作プロダクション:ARARAT 宣伝・配給:「海の夜明けから真昼まで」製作チーム・ARARAT

/ TRAILER /

ほんの少しの“希望”を見出してくれる、残酷で、美しい、青春の物語。

/ INTRODUCTION /

この映画は万人に受ける映画ではない。
むしろこの映画に感動しない人が多い方が、良い世の中なのかもしれない。

約80億人いるこの地球上の人間のうち、79億9999万9999人の人間が、
満たされ明るい人生を送っていたとしても、
この世界の片隅で、
取りこぼされて、忘れられて、
上手く息ができなくなっている人が1人いるんだとしたら、
この映画はそんな1人の人間の、今まさに崩れ落ちそうな心を掬い上げる、
そんな1本になれるかもしれない。

原作は、不世出の天才としてカルト的な人気を誇り、
月刊アフタヌーンで連載中の『ダーウィン事変』にて
マンガ大賞2022 大賞を受賞した
“うめざわしゅん”作のオムニバス集『一匹と九十九匹と』に収録された一編
『海の夜明けから真昼まで』

/ STORY /

都心から少し離れた寂れた港町で、“ある男”が起こした監禁事件。
<少女49日ぶりに解放 闇の監禁生活>
数ヶ月前、世間を賑わせたスキャンダラスなニュース。
被害者である女子高生の工藤麻衣は、久しぶりに登校するも好奇の目にさらされていた。
元々、退廃的で学校に馴染んでいなかった麻衣は、事件のあと一層浮いた存在となっていた。
そんな彼女に唯一話しかける同級生の氏家。
彼もまた、度重なる問題行動により、麻衣と同じく学校に馴染めていない1人だった。
何事にも無気力で、常に何かに苛立ちながら生きている氏家。
そんなある日、クラスメイトからの陰湿な嫌がらせに対して、
暴力で対抗しようとする氏家の様子を目の当たりにした麻衣は、“ある男”の言葉を思い出し、行動を起こす。

監禁生活で麻衣が受け取ったものとは―。
そして、彼女が起こした行動の本当の意味とは―。

少女を監禁した、ある男。
ある男による監禁事件に巻き込まれた少女、麻衣。
居場所を失った麻衣の同級生、氏家。
1つの監禁事件をきっかけに、3人が複雑に連鎖し、思いもよらぬエンディングに向かっていく。

/ CAST /

吉村界人 / ある男 役

1993年生まれ、東京都出身。
2014年「ポルトレ PORTRAIT』で映画主演デビュー。
2018年第10回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。
主な代表作に、映画『太陽を掴め』(16)『ビジランテ』(17) 『サラバ静寂』(18)『悪魔』(18)『ミッドナイトスワン』(20)『神は見返りを求める』(22)ドラマ『左ききのエレン」(19) 『ケイ×ヤクーあぶない相棒ー』(22)などがあり、今年はドラマ『A2Z』、『かしましめし』などの話題作にも出演し、NHK 大河ドラマ『どうする家康』にも出演が決定。

羽音 / 工藤麻衣 役

2003年、岐阜県出身。
2022年、映画 Netflix original「Adam by Eve: A Live in Animation」
同年ドラマ「きいてください、最後の曲です」にて女優デビュー。
LUMINE2022年夏、河合塾のイメージキャラクターに抜擢。
今作が、初の劇場長編映画出演となる。

上村侑 / 氏家隆史 役

2002年11月2日生まれ、鹿児島県出身。
2020年公開の主演映画『許された子どもたち』で第75回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。
主な出演作品に『親密な他人』(22)『さよなら、バンドアパート』(22)『空のない世界から』(22)『ワタシの中の彼女』(22)『近江商人、走る!』(22)『Single8』(23)、ドラマ『ファーストペンギン!』(22)などがある。
23年6月には主演映画『GONZA』の公開が控える。

カトウシンスケ / 岩瀬 役

1981年、東京都出身。
2015年の映画『ケンとカズ』にて第31回 高崎映画祭最優秀新進俳優賞受賞。
印象的なルックス、ひょうひょうとした自然体の中に闘志を醸す演技、舞台で培われた飛躍力に定評がある。
また全てを背負って傷つく様は、優しいが故に狂人、スイサイダルテンデンシーな俳優などと評され、責任感ある佇まいが人の心を打つ。
主な出演作に、『ある男』(22)『誰かの花』(22)『ONODA 一万夜を越えて』(21)『風の電話』(20)『最初の晩餐』(19)『サムライマラソン 』(19)『ケンとカズ』(15)『大河ドラマ 青天を衝け』(21)『レッドアイズ』(21)『呪怨:呪いの家』(20)『ひよっこ』(17)、マカロニえんぴつMV『はしりがき』(22)など。

若林時英/岸田 役

1999年生まれ。神奈川出身。
近年の出演作に、ドラマ『中学聖日記』(18)『3年A組 今から皆さんは、人質です。』(19)『First Love初恋』(22)映画『ひとよ』(19)『461個のおべんとう』(20)『世界の終わりから』(23)など。

櫻井健人/山口 役

東京都出身。
主な出演作品に、【舞台】『パラダイス』(22/赤堀雅秋 作・演出)『檸檬』(23/海路 作・演出)『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』(23/岩松了作・演出)【映画】『島守の塔』(五十嵐匠監督)などがあり、【ドラマ】『脱走球児』(22/Hulu)で初主演を果たす。2023年は『ギバーテイカー』(WOWOW)『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK)『ああ、ラブホテル ~秘密~』(WOWOW)などに出演している。

三浦獠太/土田 役

1997年、東京都出身。
2019年、テレビドラマ『グランメゾン東京』で俳優デビュー。
近年の出演作は、ドラマ『コントが始まる』(21)『未来への10カウント』(22)『王様に捧ぐ薬指』(23)、映画『彼女が好きなものは』(21)など。
2023年秋には映画『うかうかと終焉』が公開予定。

林裕太/屋敷 役

2000年、東京都出身。
近年の出演作は、ドラマ『特捜9』(21)『家政夫のミタゾノ』(22)映画『草の響き」(21)『間借り屋の恋』(22/主演)『アクターズ・ショート・フィルム3「いつまで」』(23) 『少女は卒業しない』(23)など。
2023年には『緑のざわめき -Saga Saga-』『ロストサマー』(主演)が公開予定。

山﨑翠佳/美咲 役

2000年、兵庫県出身。
近年の出演作は、ドラマ『彼女お借りします』(22)『どうする家康』(23)、映画『カフネ』(23)『林檎』(23)その他、コブクロ『卒業2022Vre』(22) 真っ白なキャンバス『ぼっち』(23)のMVなど。

栗林藍希/雛 役

2001年、新潟県出身。
2017年、映画『緑色音楽』でスクリーンデビュー。
2020年よりアーティストとしても活動を始め、楽曲もリリースする等、活動の幅を広げる。
近年の出演作は、ドラマ『his~恋するつもりなんてなかった~』(19)『家政婦のミタゾノ』(22)、映画『クローゼット』(20)『青葉家のテーブル』(21)など。

さくら/優花 役

2001年、東京都出身。
幼少期からモデルとして広告などで活躍。
近年の出演作は、ドラマ『DIVER-特殊潜入班-』(20)、映画『ホリミヤ』(21)『マイスモールランド』(22)『春の結晶』(23)その他、リクルート ホットペッパービューティーウェブCM『明日』yama『それでも僕は』MV (22) Penthouse『Take Me Maybe』MV (22)など。

遠藤留奈/工藤綾子 役

1981年、広島県出身。
2010年、吉田修一の小説を行定勲監督・脚本で映画化した『パレード』に出演。
同作は第60回ベルリン国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞している。
主な出演作に、映画『ぐるりのこと。』(08)『アイアムアヒーロー』(15)『貞子vs伽椰子』(16)『過激派オペラ』(16)、ドラマ『Abema Killer New』(21)、銀杏BOYZ MV『エンジェルベイビー』(17)など。

/ STAFF /

監督・脚本林隆行
Takayuki Hayashi

1988年、京都府京都市出身。
2017年、監督・企画作品『浅草スマイル』がオフィスクレッシェンド主催、第1回未完成映画予告編大賞堤幸彦賞受賞後、映画化。
その後も、新型ウイルス感染症の終息後、再び新たなウイルスが蔓延する東京に生きる独りの若者を描いた『情動』(21)が第15回田辺・弁慶映画祭 にて異例の審査員特別賞を受賞。
山田孝之氏などが主催したMIRRORLIAR FILMS PROJECTにおいて、短編『そこにいようとおもう』(22)がSeason 3に選出される。

現在は Pairs や LINE、FRISKをはじめとする数多くの TV-CM を手掛ける一方、映画やドラマ、舞台など表現の枠にとらわれず活動。
人間の内部にあるエモーショナルな部分を繊細に紡ぎあげる物語の作り手であり、映像美においてのアートディレクションに長けている。

初長編作品となる今作『海の夜明けから真昼まで』(22)は、原作に惚れ込み自ら自主制作として映画化。脚本も手掛ける意欲作となっている。

音楽加藤久貴
Hisaki Kato

1984年、群馬県出身。
国立音楽大学作曲専攻卒業後、映画・CM音楽制作を中心に活動。
主な映画作品に『世界でいちばん長い写真』(18/草野翔吾監督)『四月の永い夢』(17)『わたしは光をにぎっている』(19/中川龍太郎監督)、『君は永遠にそいつらより若い』(21/吉野竜平監督)、『浜の朝日の嘘つきどもと』(21)『マイ・ブロークン・マリコ』(22/タナダユキ監督)などがある。

撮影安岡洋史
Hiroshi Yasuoka

1983年、神奈川県出身。
法政大学文学部を経て、早稲田大学芸術学校を卒業後、株式会社ピクトに入社。
撮影助手として映画、CMの現場に従事。田島一成氏の撮影チーフを担当。2016年カメラマンとして独立。資生堂、UNIQLO、などのTV-CM他、ドキュメンタリー作品、ショートフィルムなど多数手がける。
主な映画作品に『形のない骨』『あこがれの色彩』『RIGHTS!パンクに愛された男』などがある。

音効・整音渡辺寛志
Hiroshi Watanabe

長野県飯田市出身。都内ポストプロダクションスタジオを経て、2015年に独立、2018年にpanpotを設立。
多数のTV-CM、ショートフィルム、映画、ゲーム等の録音、効果音、MAを手がける。
長編作品では、映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』(16)『東京喰種 トーキョーグール』(17)ドラマ『嘘なんてひとつもないの』『あと3回、君に会える』Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』ゲームでは、『バイオハザード RE:2』『ニーア レプリカント』などがある。

原作うめざわしゅん
Shun Umezawa

1978年、千葉出身。
1998年、ヤングサンデー増刊(小学館)にて読み切り『ジェラシ―』でデビュー。
2006年『ユートピアズ』、2011年『一匹と九十九匹と 1』、2012年『一匹と九十九匹と 2』(すべて小学館)を刊行。『うめざわしゅん作品集成 パンティストッキングのような空の下』は、「このマンガがすごい!2017」オトコ編・第4位にランクイン。

2015年に発行された『パンティストッキングのような空の下で』発売の際には特設サイトが作成され、同サイト内には会田誠、浅野いにお、新井英樹、諫山創といった様々な著名人からのコメントが寄せられ、カルト的な人気を誇る。

2020年よりアフタヌーンにて連載中の『ダーウィン事変』が、「マンガ大賞2022」大賞を受賞し、今もっとも注目される漫画家の一人。

音楽プロデューサー濱野睦美
Mutsumi Hamano

2008年より音楽制作会社メロディー・パンチ入社。
主に映画・CM音楽制作の音楽プロデューサーとして活動。
林隆行監督作品では『そこにいようとおもう』(22)があり、その他作品には『犬も食わねどチャーリーは笑う』(22/市井昌秀監督)『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)『チワワちゃん』(19/二宮健監督)などがある。

照明織田誠
Makoto Oda

日本映画学校卒 2000年よりフリーランス の照明助手として活動。
2006年に独立後CM、MVなどの作品に携わる。
主な作品に『幻肢』(14/藤井道人監督)『ホテルコパン』(16/門馬直人監督)『星ガ丘ワンダーランド』(16/柳沢翔監督)『帝一の國』(17/永井聡監督)『ユリゴコロ』(17/熊澤尚人監督)『デイアンドナイト』(19/藤井道人監督)『チア男子』(19/風間太樹監督『ALIVEHOON』(22/下山天監督) Netflix『僕だけがいない街』(下山天監督)

美術中村三五
Sango Nakamura

1981年 埼玉県出身
映画を中心に美術・装飾として活動
近年の主な映画作品に『Fukushima Mon Amour』(16/Doris Dörrie監督)『HOMESICK』(18/Koya Kamura監督)『The Outsider』(18/Martin Pieter Zandvliet監督)『花と雨』(20/土屋貴史監督)『MISS OSAKA』(21/Daniel Dencik監督)『浅草キッド』(21/劇団ひとり監督)『ちょっと思い出しただけ』(22/松居大悟監督)『真夜中乙女戦争』(22/二宮健監督)『正欲』(23/岸善幸監督)などがある。

監督・脚本林隆行
Takayuki Hayashi

1988年、京都府京都市出身。
2017年、監督・企画作品『浅草スマイル』がオフィスクレッシェンド主催、第1回未完成映画予告編大賞堤幸彦賞受賞後、映画化。
その後も、新型ウイルス感染症の終息後、再び新たなウイルスが蔓延する東京に生きる独りの若者を描いた『情動』(21)が第15回田辺・弁慶映画祭 にて異例の審査員特別賞を受賞。
山田孝之氏などが主催したMIRRORLIAR FILMS PROJECTにおいて、短編『そこにいようとおもう』(22)がSeason 3に選出される。

現在は Pairs や LINE、FRISKをはじめとする数多くの TV-CM を手掛ける一方、映画やドラマ、舞台など表現の枠にとらわれず活動。
人間の内部にあるエモーショナルな部分を繊細に紡ぎあげる物語の作り手であり、映像美においてのアートディレクションに長けている。

初長編作品となる今作『海の夜明けから真昼まで』(22)は、原作に惚れ込み自ら自主制作として映画化。脚本も手掛ける意欲作となっている。

原作うめざわしゅん
Shun Umezawa

1978年、千葉出身。
1998年、ヤングサンデー増刊(小学館)にて読み切り『ジェラシ―』でデビュー。
2006年『ユートピアズ』、2011年『一匹と九十九匹と 1』、2012年『一匹と九十九匹と 2』(すべて小学館)を刊行。『うめざわしゅん作品集成 パンティストッキングのような空の下』は、「このマンガがすごい!2017」オトコ編・第4位にランクイン。

2015年に発行された『パンティストッキングのような空の下で』発売の際には特設サイトが作成され、同サイト内には会田誠、浅野いにお、新井英樹、諫山創といった様々な著名人からのコメントが寄せられ、カルト的な人気を誇る。

2020年よりアフタヌーンにて連載中の『ダーウィン事変』が、「マンガ大賞2022」大賞を受賞し、今もっとも注目される漫画家の一人。

音楽加藤久貴
Hisaki Kato

1984年、群馬県出身。
国立音楽大学作曲専攻卒業後、映画・CM音楽制作を中心に活動。
主な映画作品に『世界でいちばん長い写真』(18/草野翔吾監督)『四月の永い夢』(17)『わたしは光をにぎっている』(19/中川龍太郎監督)、『君は永遠にそいつらより若い』(21/吉野竜平監督)、『浜の朝日の嘘つきどもと』(21)『マイ・ブロークン・マリコ』(22/タナダユキ監督)などがある。

音楽プロデューサー濱野睦美
Mutsumi Hamano

2008年より音楽制作会社メロディー・パンチ入社。
主に映画・CM音楽制作の音楽プロデューサーとして活動。
林隆行監督作品では『そこにいようとおもう』(22)があり、その他作品には『犬も食わねどチャーリーは笑う』(22/市井昌秀監督)『騙し絵の牙』(21/吉田大八監督)『チワワちゃん』(19/二宮健監督)などがある。

撮影安岡洋史
Hiroshi Yasuoka

1983年、神奈川県出身。
法政大学文学部を経て、早稲田大学芸術学校を卒業後、株式会社ピクトに入社。
撮影助手として映画、CMの現場に従事。田島一成氏の撮影チーフを担当。2016年カメラマンとして独立。資生堂、UNIQLO、などのTV-CM他、ドキュメンタリー作品、ショートフィルムなど多数手がける。
主な映画作品に『形のない骨』『あこがれの色彩』『RIGHTS!パンクに愛された男』などがある。

照明織田誠
Makoto Oda

日本映画学校卒 2000年よりフリーランス の照明助手として活動。
2006年に独立後CM、MVなどの作品に携わる。
主な作品に『幻肢』(14/藤井道人監督)『ホテルコパン』(16/門馬直人監督)『星ガ丘ワンダーランド』(16/柳沢翔監督)『帝一の國』(17/永井聡監督)『ユリゴコロ』(17/熊澤尚人監督)『デイアンドナイト』(19/藤井道人監督)『チア男子』(19/風間太樹監督『ALIVEHOON』(22/下山天監督) Netflix『僕だけがいない街』(下山天監督)

音効・整音渡辺寛志
Hiroshi Watanabe

長野県飯田市出身。都内ポストプロダクションスタジオを経て、2015年に独立、2018年にpanpotを設立。
多数のTV-CM、ショートフィルム、映画、ゲーム等の録音、効果音、MAを手がける。
長編作品では、映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』(16)『東京喰種 トーキョーグール』(17)ドラマ『嘘なんてひとつもないの』『あと3回、君に会える』Huluオリジナル『あなたに聴かせたい歌があるんだ』ゲームでは、『バイオハザード RE:2』『ニーア レプリカント』などがある。

美術中村三五
Sango Nakamura

1981年 埼玉県出身
映画を中心に美術・装飾として活動
近年の主な映画作品に『Fukushima Mon Amour』(16/Doris Dörrie監督)『HOMESICK』(18/Koya Kamura監督)『The Outsider』(18/Martin Pieter Zandvliet監督)『花と雨』(20/土屋貴史監督)『MISS OSAKA』(21/Daniel Dencik監督)『浅草キッド』(21/劇団ひとり監督)『ちょっと思い出しただけ』(22/松居大悟監督)『真夜中乙女戦争』(22/二宮健監督)『正欲』(23/岸善幸監督)などがある。

/ COMMENT /

描いた時は自己嫌悪に近い感覚しか抱けなかった登場人物たちがみんな愛おしく感じられて当時の感情がようやく昇華されました。個人的にはめちゃくちゃ爽やかな青春ムービーだと思います。原作は見なくていいのでこっち観て下さい!

うめざわしゅん (原作者・漫画家)

自分は「普通」だと思い込んで生きている人々の異常さ。
「普通」から外れてもなお、生きようと足掻く人の尊さ。
こんな素敵な人間たちを目の当たりに出来て、
一緒に悩めて、喜べる瞬間が得られるから、
私は映画が好きです。

東出昌大 (俳優)

痛い。
とても痛いよ。
全然キラキラしていないが、紛れもなく青春映画である。
若き俳優たちの熱演に心打たれました。

内田英治 (映画監督)

十代の甥が上京した折、本作を観に劇場に連れて行きました。
鑑賞後、口をあんぐり開けた甥は一言、
「――すごかったね」と呟きました。

僕の用意したコメントも下記に記します。

冒頭から青年期特有の強烈な虚無感を想起させるショットに引きずり込まれる。
それに抗うことはほとんど困難だろう。
一体これは誰の体験なのか?
胸を掻き毟るほど苦しさが、愛おしく、懐かしくもあった。

どうでしょうか?
一人の若人の魂の呟きのほうが、何よりこの映画を物語っていると僕は思います。

篠原篤 (俳優)

家にもない、学校にもない居場所を探し、もがき、社会に翻弄されまいと歩みを続ける少女。
身体の中に溢れる今にも暴発しそうなものの表現の仕方がわからない少年。
自らの肉体と精神が社会の歯車の一部でしかないことに幻滅し、絶望する青年。

懸命に生きる三人が少しだけ互いに触れ合った時、我々は人間の大胆な優しさを目の当たりにする!

小林竜樹 (俳優)

台詞一つ一つが心にそっと置かれるような感覚になった。
それはこの世の中のどこかに
取り残されてしまった一人だけでも、せめて救えるように、
と思ったこの映画だからなのかな、と思えました。
別現場でご一緒させて頂いた林監督、羽音さん。
あの時とはまた違ったお芝居と存在感、そして素敵な作品でした。

兵頭功海 (俳優)

描いた時は自己嫌悪に近い感覚しか抱けなかった登場人物たちがみんな愛おしく感じられて当時の感情がようやく昇華されました。個人的にはめちゃくちゃ爽やかな青春ムービーだと思います。原作は見なくていいのでこっち観て下さい!

うめざわしゅん (原作者・漫画家)

自分は「普通」だと思い込んで生きている人々の異常さ。
「普通」から外れてもなお、生きようと足掻く人の尊さ。
こんな素敵な人間たちを目の当たりに出来て、
一緒に悩めて、喜べる瞬間が得られるから、
私は映画が好きです。

東出昌大 (俳優)

光が、音が、波が、影が、そして終われない生が流れていく。
ひさびさに映画でただの完璧な時間に遭遇した気がする。

成田悠輔 (経済学者・起業家)

人生は手探りだ。正しい答えなど存在しない。
この映画ではトンネルや灯りのない部屋、或いは、夜の高架下といった”暗がり”を描いている。
それは「人生が前方不良なものである」と示唆しているかのようなのだ。
他方、光の射す在処も意図的に描かれている。
暗がりを抜けてゆく道程こそが最も暗い。だが、憂うなかれ。
その先にあるは、光の射す場所なのである。
林隆行監督は若者たちの歩む姿を繰り返し描いている。
それゆえ、暗がりを抜けてゆくプロセスにこそ、人生にとって重要な何かがあるはずだと言わんばかりなのだ。

松崎健夫 (映画評論家)

痛い。
とても痛いよ。
全然キラキラしていないが、紛れもなく青春映画である。
若き俳優たちの熱演に心打たれました。

内田英治 (映画監督)

そのトンネルの先には、あなたが忘れてしまった、純粋で無垢で傷だらけの青春があった。必見!

安藤親広 (映画プロデューサー)

光が、音が、波が、影が、そして終われない生が流れていく。
ひさびさに映画でただの完璧な時間に遭遇した気がする。

成田悠輔 (経済学者・起業家)

人生は手探りだ。正しい答えなど存在しない。
この映画ではトンネルや灯りのない部屋、或いは、夜の高架下といった”暗がり”を描いている。
それは「人生が前方不良なものである」と示唆しているかのようなのだ。
他方、光の射す在処も意図的に描かれている。
暗がりを抜けてゆく道程こそが最も暗い。だが、憂うなかれ。
その先にあるは、光の射す場所なのである。
林隆行監督は若者たちの歩む姿を繰り返し描いている。
それゆえ、暗がりを抜けてゆくプロセスにこそ、人生にとって重要な何かがあるはずだと言わんばかりなのだ。

松崎健夫 (映画評論家)

そのトンネルの先には、あなたが忘れてしまった、純粋で無垢で傷だらけの青春があった。必見!

安藤親広 (映画プロデューサー)

「分かるはずがない」とある登場人物は言った。
当事者間で何が起こっているのかは複雑性を帯び、分かりやすく解体して事実を提示することはない。
しかし、人の美しさが見える。「分かるはずがない」のだが、その美しさに惹かれた。

前信介 (映画プロデューサー)

クラスメイトの
暴力的な善意が嫌だった
と話すヒロインは、
ある男の暴力的な善意に救われ、
ある男を暴力的な善意で救う。

羽音さんの生を感じないほどの美しき透明感、
上村侑さんの絶望から希望へと転じてゆく笑い声、
吉村界人さんの危うい瞬発力とラストの一言、
三者三様の演技が素晴らしい。

LiLy (作家)

蝉の声、地方の港町。どこにでもある風景に生きる3人の社会と馴染めない若者たち。
モチーフとなるトンネルの入り口と出口はとても明るい。3人は光と影の狭間で愛の形を見出していく。
きっと明るい場所だけが希望ではなく暗い場所だから絶望でもない。
そんな幸せの多様性がありふれた町で描かれる違和感が無駄のない演出と相まって心地良い。
監督とは旧知であるが、昔から変わらないピュアで映画愛溢れる作品を見れたことがとても嬉しい。

安井達郎 (モデル/俳優)

十代の甥が上京した折、本作を観に劇場に連れて行きました。
鑑賞後、口をあんぐり開けた甥は一言、
「――すごかったね」と呟きました。

僕の用意したコメントも下記に記します。

冒頭から青年期特有の強烈な虚無感を想起させるショットに引きずり込まれる。
それに抗うことはほとんど困難だろう。
一体これは誰の体験なのか?
胸を掻き毟るほど苦しさが、愛おしく、懐かしくもあった。

どうでしょうか?
一人の若人の魂の呟きのほうが、何よりこの映画を物語っていると僕は思います。

篠原篤 (俳優)

「分かるはずがない」とある登場人物は言った。
当事者間で何が起こっているのかは複雑性を帯び、分かりやすく解体して事実を提示することはない。
しかし、人の美しさが見える。「分かるはずがない」のだが、その美しさに惹かれた。

前信介 (映画プロデューサー)

クラスメイトの
暴力的な善意が嫌だった
と話すヒロインは、
ある男の暴力的な善意に救われ、
ある男を暴力的な善意で救う。

羽音さんの生を感じないほどの美しき透明感、
上村侑さんの絶望から希望へと転じてゆく笑い声、
吉村界人さんの危うい瞬発力とラストの一言、
三者三様の演技が素晴らしい。

LiLy (作家)

家にもない、学校にもない居場所を探し、もがき、社会に翻弄されまいと歩みを続ける少女。
身体の中に溢れる今にも暴発しそうなものの表現の仕方がわからない少年。
自らの肉体と精神が社会の歯車の一部でしかないことに幻滅し、絶望する青年。

懸命に生きる三人が少しだけ互いに触れ合った時、我々は人間の大胆な優しさを目の当たりにする!

小林竜樹 (俳優)

台詞一つ一つが心にそっと置かれるような感覚になった。
それはこの世の中のどこかに
取り残されてしまった一人だけでも、せめて救えるように、
と思ったこの映画だからなのかな、と思えました。
別現場でご一緒させて頂いた林監督、羽音さん。
あの時とはまた違ったお芝居と存在感、そして素敵な作品でした。

兵頭功海 (俳優)

蝉の声、地方の港町。どこにでもある風景に生きる3人の社会と馴染めない若者たち。
モチーフとなるトンネルの入り口と出口はとても明るい。3人は光と影の狭間で愛の形を見出していく。
きっと明るい場所だけが希望ではなく暗い場所だから絶望でもない。
そんな幸せの多様性がありふれた町で描かれる違和感が無駄のない演出と相まって心地良い。
監督とは旧知であるが、昔から変わらないピュアで映画愛溢れる作品を見れたことがとても嬉しい。

安井達郎 (モデル/俳優)

/ THEATER /

地域 劇場名 電話番号 スケジュール 備考
東京 アップリンク吉祥寺 0422-66-5042 8/4(金)〜 ※日によって上映時間帯が変更
東京 シネマネコ 0428-28-0051 9/15(金)〜
大阪 シアターセブン 06-4862-7733 9/9(土)〜
※上映日時は変更することがございます。詳細は各劇場にお問い合わせ頂きますようお願い致します。

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